プロレス立寄所

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プロレス本・書籍紹介 ストーンコールドトゥルース&TAJIRI

今回もプロレス本書籍の「自伝もの」をご紹介します。本日ご紹介するのは、「TAJIRI」(著者TAJIRI・2003年12月マガジンハウスより出版)と「ストーンコールド・トゥルース」(著者ストーンコールド・スティーブ・オースティン、ジム“J.R.”ロス・2004年7月エンターブレインより出版)です。

最早説明の必要もないこの二人ですが、30代で自伝を出したという点では、他にザ・ロックカート・アングルWWEのスーパースターと共通しています(もっとも、TAJIRI氏の場合は日本国内のみの出版であるため、やや意味合いは違いますが・・・)。

さて、その内容はと申しますと、様々なエピソード等を取り入れつつこれまでの半生を振り返る、といったもので、特にTAJIRI氏が大日本プロレスを飛び出した件(グレート小鹿氏が自著で批判し続けている)や、オースティン氏がWWEと2002年に袂を分かった一件等興味を惹かれるところでしたが、前者では極めてあっさりと、逆に後者では結構詳細に書かれていたりして、この辺それぞれの温度差が現れているような感じがします。また、本書を読むと、二人の「プロレスに対する真剣な姿勢」というものが、どちらからもよく伝わってくることは間違いないと思います。

これは自伝系全般に言えることではありますが、やはり「身体を張ってきた」プロレスラー自身の文章には相応の説得力があり、読んでいる者を引き込ませる魅力に満ち溢れています。もちろん、「あの時実はこうだった」系のいわゆる裏話も魅力を増す一因に違いありません。

従いまして、今後も、特にWWEのスーパースターを中心としてこの手の本は出版され続けていくと思われますが、個人的には「名脇役」と言われるレスラー達にも是非出版してほしいところです(需要があるかは別ですが)。

という訳でどちらもオススメです。
オススメ度 ★★★★★(5点満点)
TAJIRI ストーンコールド・トゥルース


プロレス本・書籍紹介 ピュア・ダイナマイト&ハリウッド・ハルク・ホーガン

今回も前回に続き、プロレス本書籍といたしまして、自伝関係を2冊ご紹介いたします。一冊はもうかなり前になりますが、2001年9月にエンターブレインより発売された「ピュア・ダイナマイト」、そして今一冊は2003年4月に発売された「ハリウッド・ハルク・ホーガン」です。

キッドとホーガン、かつて黄金時代の新日本プロレスを大いに賑わせたこの二人、ともにステロイドと縁のある?プロレス生活を送った訳ですが、現在の境遇の違いは何と言ってよいものでしょうか。。。キッド氏は歩くこともままならず、一方のホーガン氏は愛娘が歌手デビューし、精力的にこれをサポートしています。

全盛時のキッド氏を知るものにとってはあまりに寂しく、そして悲しい現実ですが、本書を読むと、多少なりとも同氏の心境の一端をうかがい知ることができるのではないでしょうか。なお、本書執筆時点ではまだデイビーボーイ・スミスが存命していましたので、同氏に対する恨み節?的な箇所も。。。「自分がしでかしたことには、必ずその報いが来る」というゴリラ・モンスーンの言葉を引用するくらいでしたが、スミス氏亡き今はどんな心境なのでしょうか?

一方ホーガン氏の自伝はと申しますと、やはりアメプロ界のスーパースター、いろいろな裏話も書かれておりサクサク読めてしまいますが、日本に関する記述は思ったほどなく、この部分だけはややガッカリといったところです。

ともあれ、この2冊もどちらもオススメです。
オススメ度 ★★★★★(5点満点)
ピュア・ダイナマイト ハリウッド・ハルク・ホーガン

プロレス本・書籍紹介 フレアー・レイス自伝

今回はプロレス本書籍といたしまして、NWAの偉大な二人リック・フレアーハーリー・レイスの自伝を取り上げたいと思います。先頃引退を表明したフレアー氏ですが、その引退セレモニーが開催されたWWE「RAW」にかつて同氏と熾烈な戦いを繰り広げたレイス氏やリッキー・スティムボード氏等が駆けつけ、久々に「あの頃」を思い出させてくれました。だから、という訳ではないですが今回は2冊同時にご紹介です。

出版順から言うとまず「リック・フレアー自伝」が2004年12月に、「ハーリー・レイス自伝」が2006年年3月に出版(いずれも日本での出版時期・エンターブレインより出版)となっていますが、引退した今だからこそ、フレアー氏に今一度自伝(本書の後続版でも)を書いてもらいたいところです(この自伝では2003年の「アルマゲドン」まで記述あり)。一方レイス氏の方もそれ程最近のことまでは書かれておらず、2004年くらいまで(「RAW」での「ランディ・オートン唾吐き」辺りまでは記述あり)ですが、こちらはかなり「完成形」に近い印象を受けます。

ともあれ、「アメプロの代表者」と言ったらまず間違いなくこの二人がエントリーすることでしょうし、「NWA」から連想するレスラーでも必ずランクインすることでしょう。今更申し上げるまでもないことではありますが、それだけこの二人はアメプロを体現してきた訳で、文字通りアメプロの屋台骨を支え、歴史を作ってきた両氏の言葉には重みが感じられます。

その昔、全日本プロレス等のリングで戦う二人を観て「あんなに弱いのに何故負けない!」(かつてのAWAチャンピオン、ニック・ボックウィンクル等を含め)と憤っていた方も、「あの頃」を思い出しつつ是非読んでみてください。

どちらもオススメです。
オススメ度 ★★★★★(5点満点)
リック・フレアー自伝 ハーリー・レイス自伝

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