プロレス本・書籍紹介 プロレス金曜8時の黄金伝説
本日もプロレス本・書籍のご紹介を続けたいと思います。今回は、山本小鉄氏が昨年出版した、「プロレス金曜8時の黄金伝説」をご紹介してみたいと思います。
「金曜8時」・・・この言葉にどこか懐かしいプロレスのにおいを感じられた方は間違いなくある一定年齢以上の方です(苦笑)。そう、その昔、新日本プロレスの放送時間は金曜8時と決まっていました(さらにそれ以前は日本プロレスも放送されていました)。金曜8時になると、必ずブラウン管にはアントニオ猪木の姿が映し出されていたものです。今ではちょっと考えられない「ゴールデンタイム」でのプロレス放送。。。ちなみに、この時の主な裏番組は、これも金曜8時の名物であった「太陽にほえろ」や「金八先生」シリーズ。このような強力なライバルを向こうに回し、しっかりと視聴率を取って番組を維持していた、ということは今の人気凋落を考えるとすごいとしか言いようがありません。しかしながら、これが極々当たり前、という時代がかつて確かに存在していたのです。そして、本書の著者である山本氏は、まさにこの全盛期の新日本プロレスを支えたリングの名脇役であり、かつ道場では、選手・練習生をしごきまくる「鬼軍曹」としてその名を轟かせた名選手でした。
さて、いささか前置きが長くなってしまいましたが、その氏が出した本書、一言で言ってしまえば「プロレス最強伝説よ、今一度」という氏の願い?が全面に出ている印象です。まあ、これは本書のタイトルにも色濃く現れているので、「ひょっとして内容もそうかな?」と思って読んでみると、その期待を裏切られることはまずありません(苦笑)。極端な話、この本のいくつかの章だけを、20年位前(いや、それよりもっと前)に読んだとしても全く違和感を感じないと思います。それだけ話の内容が古い、ということもありますが、何と言うか「今でもプロレスが一番強いんだ」という、ちょっとくたびれた主張がそこかしこでこちらに伝わってくるからです。また、氏の得意とするところでもある「精神論」等もやはりあちらこちらで強調されているあたり、「変わらんな、この人」という感じがしないでもありません。仮に、K-1やPRIDEのファンの方が本書を読んだら「老人の戯言」の一言で片付けられてしまうのではないでしょうか?実際、「時代錯誤」と見受けられる記述も続出し、いろいろな意味で氏が「ご健在」であることをうかがわせてくれたりします。
ということで、今では誰でも知っている(であろう)「業界の掟」については、まるで初めから何も存在しないかのように一切触れることなく、「プロレス最強」を謳う氏は、ある意味「業界最後の砦」なのかもしれません。また、この手の「とにかくプロレスは強いんだ」系の主張は、今ではほとんどお目にかかれなくなりつつありますので、逆に新鮮に感じられる方もいらっしゃるかもしれません(どちらかというと、嫌悪感を感じる人の方が多いとは思いますが・・・)。そういった意味では、ちょっと人を選ぶ本ではあると思います。
最後になりますが、いろいろと金銭に纏わる悪い噂も語られてきた氏ですが、是非ともこの「プロレス最強」という姿勢だけは変えることなく、今後も「頑固親父」として業界活性化のために頑張り続けていただきたいところです。
オススメ度 ★★(5点満点)

「金曜8時」・・・この言葉にどこか懐かしいプロレスのにおいを感じられた方は間違いなくある一定年齢以上の方です(苦笑)。そう、その昔、新日本プロレスの放送時間は金曜8時と決まっていました(さらにそれ以前は日本プロレスも放送されていました)。金曜8時になると、必ずブラウン管にはアントニオ猪木の姿が映し出されていたものです。今ではちょっと考えられない「ゴールデンタイム」でのプロレス放送。。。ちなみに、この時の主な裏番組は、これも金曜8時の名物であった「太陽にほえろ」や「金八先生」シリーズ。このような強力なライバルを向こうに回し、しっかりと視聴率を取って番組を維持していた、ということは今の人気凋落を考えるとすごいとしか言いようがありません。しかしながら、これが極々当たり前、という時代がかつて確かに存在していたのです。そして、本書の著者である山本氏は、まさにこの全盛期の新日本プロレスを支えたリングの名脇役であり、かつ道場では、選手・練習生をしごきまくる「鬼軍曹」としてその名を轟かせた名選手でした。
さて、いささか前置きが長くなってしまいましたが、その氏が出した本書、一言で言ってしまえば「プロレス最強伝説よ、今一度」という氏の願い?が全面に出ている印象です。まあ、これは本書のタイトルにも色濃く現れているので、「ひょっとして内容もそうかな?」と思って読んでみると、その期待を裏切られることはまずありません(苦笑)。極端な話、この本のいくつかの章だけを、20年位前(いや、それよりもっと前)に読んだとしても全く違和感を感じないと思います。それだけ話の内容が古い、ということもありますが、何と言うか「今でもプロレスが一番強いんだ」という、ちょっとくたびれた主張がそこかしこでこちらに伝わってくるからです。また、氏の得意とするところでもある「精神論」等もやはりあちらこちらで強調されているあたり、「変わらんな、この人」という感じがしないでもありません。仮に、K-1やPRIDEのファンの方が本書を読んだら「老人の戯言」の一言で片付けられてしまうのではないでしょうか?実際、「時代錯誤」と見受けられる記述も続出し、いろいろな意味で氏が「ご健在」であることをうかがわせてくれたりします。
ということで、今では誰でも知っている(であろう)「業界の掟」については、まるで初めから何も存在しないかのように一切触れることなく、「プロレス最強」を謳う氏は、ある意味「業界最後の砦」なのかもしれません。また、この手の「とにかくプロレスは強いんだ」系の主張は、今ではほとんどお目にかかれなくなりつつありますので、逆に新鮮に感じられる方もいらっしゃるかもしれません(どちらかというと、嫌悪感を感じる人の方が多いとは思いますが・・・)。そういった意味では、ちょっと人を選ぶ本ではあると思います。
最後になりますが、いろいろと金銭に纏わる悪い噂も語られてきた氏ですが、是非ともこの「プロレス最強」という姿勢だけは変えることなく、今後も「頑固親父」として業界活性化のために頑張り続けていただきたいところです。
オススメ度 ★★(5点満点)



