プロレス本・書籍紹介 倒産!FMW
今回もプロレス本・書籍のご紹介です。今回ご紹介するのは、残念ながら今は故人となられてしまったFMW社長、荒井昌一氏(当時)による同団体崩壊までを渾身の描写で綴った「倒産!FMW―カリスマ・インディー・プロレスはこうして潰滅した」です。本書はFMW崩壊直後、様々な究極的状況に追い込まれていたであろう最中に書き上げられた、氏の「魂の一冊」と言えるでしょう。
荒井社長につきましては、既にいろいろなところで語られていますので、ここであらためて何かを申し上げることはいたしません。只々、謹んでご冥福をお祈り申し上げる次第です。
さて、早速内容の方をご紹介したいと思います。この本を一言で表すと「臨場感」でしょうか。特に取立てに来た金融業者とのやりとりを描いた場面は、下手な小説などより、余程頭にその情景が浮かんでくるほど優れたものとなっており、自身その場にいるような錯覚を起こしかねません。よしんば、氏が全てを執筆したのではないとしても、「追い込まれた者」の細かな心理描写をここまで丹念に書き上げている書籍は珍しいのではないでしょうか?
また、プロレス団体の経営及びそれに係る大仁田厚氏との確執、そしてFMW崩壊に至る過程等も実に見事にまとめられており、一気に読み進むことができてしまいます。プロレス本・書籍の中でも出色の出来だと言ったら言い過ぎでしょうか?
これほど素晴らしい内容の本を書き上げる氏の力量を以ってすれば、FMW崩壊後も他に何かやりようがあったのではないかとさえ考えてしまいます。一読者としても、プロレスファンとしても、そしてまだ人生先がある(と一応思っている)氏の同年代として、本書が「遺作」となってしまったことに対し、忸怩たる思いが後を絶ちません。
とにかく、皆さんに一度は読んでいただきたいプロレス本・書籍です。
オススメ度 ★★★★★(5点満点)

荒井社長につきましては、既にいろいろなところで語られていますので、ここであらためて何かを申し上げることはいたしません。只々、謹んでご冥福をお祈り申し上げる次第です。
さて、早速内容の方をご紹介したいと思います。この本を一言で表すと「臨場感」でしょうか。特に取立てに来た金融業者とのやりとりを描いた場面は、下手な小説などより、余程頭にその情景が浮かんでくるほど優れたものとなっており、自身その場にいるような錯覚を起こしかねません。よしんば、氏が全てを執筆したのではないとしても、「追い込まれた者」の細かな心理描写をここまで丹念に書き上げている書籍は珍しいのではないでしょうか?
また、プロレス団体の経営及びそれに係る大仁田厚氏との確執、そしてFMW崩壊に至る過程等も実に見事にまとめられており、一気に読み進むことができてしまいます。プロレス本・書籍の中でも出色の出来だと言ったら言い過ぎでしょうか?
これほど素晴らしい内容の本を書き上げる氏の力量を以ってすれば、FMW崩壊後も他に何かやりようがあったのではないかとさえ考えてしまいます。一読者としても、プロレスファンとしても、そしてまだ人生先がある(と一応思っている)氏の同年代として、本書が「遺作」となってしまったことに対し、忸怩たる思いが後を絶ちません。
とにかく、皆さんに一度は読んでいただきたいプロレス本・書籍です。
オススメ度 ★★★★★(5点満点)



