プロレス本・書籍紹介 A級戦犯‐新日本プロレス崩壊の真実
今回もプロレス本・書籍の紹介を続けます。今回ご紹介するのは、新日本プロレス前代表取締役社長である草間政一氏の手による「A級戦犯‐新日本プロレス崩壊の真実」です。
本書は、これに先立つ書籍である「知りすぎた、私」と一緒に読んでいただいた方が理解が深まり、また、その方が数段面白さが増す、と言う意味では前著の続編的な位置づけです。
ご存知のとおり、草間氏はプロレス業界とは全く縁のない生活から突然の社長就任、新日本プロレスの建て直しに尽力した後、諸事情(苦笑)により同社を去っています。この本はそのあたりの経緯を詳しく書いており、また、それまである意味「ブラックボックス」化していたプロレスという一「企業」の経営面にも鋭くメスを入れているあたり、他ではなかなか読めない代物となっています。
内容もできる限り客観的な記述を心掛けているようですし、また、恐らく請われて就いた社長であるにもかかわらず、あっという間に豹変し、勝手に追い出した新日本プロレス(またはアントニオ猪木氏)に対して相当な「恨み」があるはずですが、それを超越した視点で執筆している(ように見える)点は大いに評価できると思います。氏の「ビジネスマン」という視点は確かなものであると思いますし、逆にこれまで幾多のプロレス団体が衰亡を繰り返してきたという点に鑑みれば、こと「経営」に関しては、レスラーからの反発さえ吸収できれば、業界以外の背広組がこれを遂行した方がベターなのではないか?とさえ感じます(そういう意味では、本来一ビジネスマンであるにもかかわらず、リングに上がることも厭わないビンス・マクマホン氏の手法は、レスラー・背広組どちらからもシンパシーを得られるものであり、卓越しています)。また、結果的に「暴露」話となってしまっている箇所も見受けられますが、淡々と事実を記載している、というトーンは全篇を通じ貫いているように感じられ、説得力が増しています。
何やら草間氏のベタ褒めのようになってしまいましたが、別に氏を擁護するするつもりなどは全くありませんし、退任に際し氏に非がなかったかと問われれば、否定もしません。ただ、今後のプロレス団体の運営を考えていく上で、本書はその道標の一つとなるであろう、優れたものであると思うだけです。できれば2冊併せて読まれることをオススメします。
オススメ度 2冊一緒で★★★★★(5点満点)

本書は、これに先立つ書籍である「知りすぎた、私」と一緒に読んでいただいた方が理解が深まり、また、その方が数段面白さが増す、と言う意味では前著の続編的な位置づけです。
ご存知のとおり、草間氏はプロレス業界とは全く縁のない生活から突然の社長就任、新日本プロレスの建て直しに尽力した後、諸事情(苦笑)により同社を去っています。この本はそのあたりの経緯を詳しく書いており、また、それまである意味「ブラックボックス」化していたプロレスという一「企業」の経営面にも鋭くメスを入れているあたり、他ではなかなか読めない代物となっています。
内容もできる限り客観的な記述を心掛けているようですし、また、恐らく請われて就いた社長であるにもかかわらず、あっという間に豹変し、勝手に追い出した新日本プロレス(またはアントニオ猪木氏)に対して相当な「恨み」があるはずですが、それを超越した視点で執筆している(ように見える)点は大いに評価できると思います。氏の「ビジネスマン」という視点は確かなものであると思いますし、逆にこれまで幾多のプロレス団体が衰亡を繰り返してきたという点に鑑みれば、こと「経営」に関しては、レスラーからの反発さえ吸収できれば、業界以外の背広組がこれを遂行した方がベターなのではないか?とさえ感じます(そういう意味では、本来一ビジネスマンであるにもかかわらず、リングに上がることも厭わないビンス・マクマホン氏の手法は、レスラー・背広組どちらからもシンパシーを得られるものであり、卓越しています)。また、結果的に「暴露」話となってしまっている箇所も見受けられますが、淡々と事実を記載している、というトーンは全篇を通じ貫いているように感じられ、説得力が増しています。
何やら草間氏のベタ褒めのようになってしまいましたが、別に氏を擁護するするつもりなどは全くありませんし、退任に際し氏に非がなかったかと問われれば、否定もしません。ただ、今後のプロレス団体の運営を考えていく上で、本書はその道標の一つとなるであろう、優れたものであると思うだけです。できれば2冊併せて読まれることをオススメします。
オススメ度 2冊一緒で★★★★★(5点満点)



