プロレス立寄所

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イノキ・ゲノム・フェデレーション(IGF) 続報

先日、アントニオ猪木氏の新団体、イノキ・ゲノム・フェデレーション(IGF)についてご紹介しましたが、いよいよ6月に入るというこの時期に至ってもカード発表、参加選手等リリース関連は何の進展もありません。それどころか本日(5月31日)の記事によると「カード発表は当日でも」というような趣旨の発言も見られ、このまま当日を迎える、ということもあり得なくはない様相を呈してきています(そんなことを広言しなければならないくらい選手の参加状況が芳しくないのか?といった声も聞かれますし、この時代はたしてカード当日発表ということが通用するのか疑問ではあります)。

もっともカード発表は当日、となると仮定してもさすがに参加選手の発表はそうはいかないでしょう。集客にも関わってきますし、何より話題性という面において明らかにマイナス材料です。

さて、では同団体のこれまでの経過は順調なのか?それを検証するのに良い題材があります。それはアントニオ猪木氏のブログ、そしてIGFのHPです。

まず、氏のブログにおけるこれまでのエントリーを振り返ってみますと、4月24日のエントリーで「選手も続々と今名乗りを上げてきています」、同5月3日のエントリーでは「連休明けにはカードを随時発表できると思います」といった記述が見られますが、ここまではそれを裏付けるようなリリースはありません。また、IGFのHPにおいても「IGFファイター」「スタッフブログ」「IGFストア」等全て「5月公開」となっているにもかかわらず、(本日現在)一つもオープン?していませんIGFファイター(つまりは所属選手ということでしょうか)は契約関係等諸所の事情があってまだ公開できない、という要因等も考えられますが、スタッフブログ等は「やればできる」類のものではないでしょうか。このあたり、スタッフのリソースがどうなっているのか不安なところです。

つまり、ここまでの同氏の発言やHPの運営状況から推測するに、決して全てが順調ではないといったような状況を読み取ることができるのではないかと思われます。もちろん、今回が旗揚げ戦ですから、はじめから全部順調に物事が運ぶ、と言うことはあり得ないでしょうし、その一方でチケット販売は順調(砂かぶり、特別リングサイドは完売)、既存の団体では考えられないレベルのスポンサー獲得、PPV放送等「さすが猪木!」と思わせる所も多いのですが、肝心のカードがお寒いことになってしまうとこれら全てが「一夜限りの夢」に終わってしまいかねません。氏の発表が「大本営発表」ではないことを祈るばかりです。

ともあれ開催まで残り1ヶ月を切ったここからが本当の正念場、氏がどのような「ウルトラC」を持ち出してくるのか興味深く見守っていきたいところです。

プロレス本・書籍紹介 アメリカン・プロレス 中級バイブル

本日はプロレス本書籍紹介といたしまして、4月28日付エントリーの「暴露と闘え!プロレスLOVE―拝啓、ミスター高橋様、ターザン山本様」と同じ著者、山口敏太郎氏による「アメリカン・プロレス 中級バイブル」を取り上げてみたいと思います。

本書はその題名から、アメプロのややマイナーなネタ等が中心のよくある「与太話本」であろうと思われる方も多いでしょうが、実際の内容はというと、19世紀後半〜20世紀初頭あたりの格闘技黎明期における日本(及びアメリカ等)の先達者を紹介していくという、かなり硬派で骨太な内容です。黎明期における、例えば相撲の力士とレスラーの関わり(定義はともかく、当時行われた異種格闘技戦等)や、前田光世ら柔道家の顛末等なかなか興味深いテーマが多く、この辺の歴史を知りたい方にはオススメできる一冊でしょう。

ただ一部残念な点が「全体的に文章が粗い」(^^;ということです。所々に見られる誤字(変換ミス?)や「なお、・・・」という表現が頻繁に連続して出てくる等「ひょっとして推敲していないのでは?」と思わせる危うさを持ち合わせてしまっています。また、文章のつながりが明らかにおかしな箇所も複数箇所あり、力作であるだけに惜しいところです。

とは言え、こうした点に目を瞑れば読んで損はない内容と言っても良いと思いますので、気になられた方は是非お読みになってみてください。なお、この本も「暴露と闘え!プロレスLOVE」同様、現在は新品が入手しにくくなっておりますので、Amazonのマーケットプレイスやヤフオクあたりで探すのがベストかと思います。

オススメ度 ★★★★(5点満点)
アメリカン・プロレス 中級バイブル

イノキ・ゲノム・フェデレーション

"燃える闘魂"アントニオ猪木氏の新団体、イノキ・ゲノム・フェデレーション(IGF)の旗揚げ(6月29日・両国国技館)まで残すところ後1ヶ月少々となってきました。ここまで参加を表明している選手はジョシュ・バーネットカート・アングル、そして日本人では安田忠夫といったあたり。

かつての隆盛を誇った時代ならいざ知らず、現在の低迷するプロレス業界においてカード未決定のままチケット販売に突っ走ることは自殺行為に等しいはずですし、営業的に苦戦は免れないと思われますが、この団体に関しては今回に限り猪木氏の人脈や旗揚げのご祝儀的チケット購入が見込めるでしょうから、どこまでカード未発表のまま引っ張るのかちょっと予想がつきませんね。

しかしながら、そうは言ってもさすがに残すところ1ヶ月あまりでこの状況はマズイ(特に一般客の集客において)はずなので、そろそろカード発表がありそうな気がします。既にジョシュカートといった大物外国人レスラーの参加が決定しており、またブロック・レスナーの参加も噂される状況にありますので、注目は日本人選手でしょう。やはり国内の大会場で興業を行う以上、相応の知名度を持つ日本人の参加は絶対条件と思われますし、何より魅力的なカード編成上必要です。

果たして誰がIGFのリングに上がるのか?非常に興味深いところですし、それと併せ、どのようなコンセプトを打ち出し「NEXT」につなげていくのか、といったあたり猪木氏のお手並み拝見です。この旗揚げ戦で「NEXT」が見えないようなら、そこでジ・エンドとなってしまう可能性もありますから。

ということで、良い意味でも悪い意味でも(苦笑)業界の注目は集まる一戦でしょうから、今後も同団体の動向は要チェックです。

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